語り継がれるもの

>20411090 スズキさん
よく、「京都で"この間の戦争"といえば、"太平洋戦争"ではなく"応仁の乱"のことだ」と言われます。そして、それはあながち冗談でもなかったりするのです。1467年に勃発した応仁の乱のことをリアルで知っている人などいるはずがありませんが、それでも、京都に大きなダメージを与えたあの戦乱の悲惨さは、親から子、子から孫へと語り伝えられてきた。ましてや三上皇が一時に流されるという未曾有の「勝事」が人の噂にならないはずがありませんし、たかだか2年ほど前の話です。「人づてに広がる噂話」は我々が想像する以上に素早く流布していたと考えるべきでしょう。